持続可能なつながりの場をつくる
下川町一の橋地区にふさわしい持続可能なコレクティブハウスとするために住人が育てていくことができるコミュニティスペースを提案します。「プラザ」は共同の家庭菜園や花畑等恊働したり、プレイヤードは交流したりする場として開放的なコモン広場です。「マーケットプレイス」はビレッジの住人と地域や来訪者とをつなぐオープンスペースです。
メイド・イン・下川町 でつくる
これまでに下川町が確立してきた循環型森林経営のベースがあるからこそ「出来る限り木でつくる」ことが本当の意味と価値を持ちます。木でまちや建物をつくるということを一から問いかけ直し、ハードソフト両面から、先ず木でつくることから考え始めます。既成概念にとらわれず、新しい取組みを掘り起こす姿勢で設計に挑みます。
すべて森からつくる
持続可能な自立循環型森林未来都市の先導的なモデル住宅である本施設を、徹底した木質・木造建築として提案します。森林資源を最大限に活かすために、木でつくれないもの以外はすべて木でつくることを考えます。地場の製品を積極的に採用し、地場にないものは下川町森林組合等とコラボレーションしながら新素材開発も積極的に提案します。
森とともにある街並みをつくる
下川町一の橋地区が継承し守っていく景観は 美しく雄大な森の風景です。自立循環型森林未来都市を支える熱電供給施設など大規模化や機械化が必要な施設も、緩やかな丘の向こうに見え隠れさせる等、雄大な自然のなかにある煙突やサイロのように景色として美しく親しみのあるランドスケープデザインを提案します。
縮小版「未来の下川町」をつくる
一の橋バイオビレッジの大きな役割は、森林未来都市下川町を実現するための「森林未来都市実証モデル」です。林業・林産システム革新モデルの構築、森林バイオマスによる小規模分散型地域熱電供給、超高齢化対応社会モデルの成功を目指してあるべき姿をすべて実現できる完成形をイメージし、段階的な実現も可能な柔軟性のある計画を提案します。