人が触れるものを丁寧に
人に近いところにある素材を、より丁寧に扱ってデザインしたい考えています。生活スタイルは千差万別です。住み手、使い手にあわせてデザインする事によって、大切な家具や家が永く使える手に馴染んだ道具のようになります。よい道具をうまく使うことで、住んでいて楽しく、人を招きたくなる場所となるでしょう。 干し柿はていねいに揉みおきを繰りかえすことで渋味が抜けて甘みが増すそうです。その上品な甘みは隠し味にも使われています。ひとつひとつを丁寧に。私達のデザインもそのようにありたいと考えています。
1. オークテーブル ・腰掛け鎌継ぎ。日本古来の美しい継手です。無垢のテーブルは使えば使うほど味わいが増します。世代を超えて使っていけるものは特別な美しさをもつようになります。 2. 畑のダイニングには石のテーブルと下に仕舞える堅木のベンチを設えます。自然の素材を適材適所に用いて経年変化も楽しめるデザインとします。 3. 家具職人が作ったフローリングです。0,5mmずつ高さの違う3種類で出来ています。足の感覚がその家の記憶になっていきます。 4. フローリング本実断面